2006年活動報告  

          ジュゴンと生きるアジアの国々に学ぶ

          アジア太平洋ジュゴン保護ネットワーク・シンポジウム

              2006年3月12日 名護市立図書館


ロメオ・トロノ

(コンサーベイション・インターナショナル・フィリピン)   

@ジュゴンの分布と個体数

パラワン・南東ミンダナオ海岸・サルー(スール)群島・パナイ島・北東ルソンなど(特にパラワンでの目視が多い。最後の主要な生息域)
推定個体数は出ていない。
1950年以前はほとんどの島々に分布、現在は特に西海岸で減少。

A生息地(海草藻場)の消失と原因

フィリピン全体の海草エコシステムは未把握海草藻場悪化の原因
  自然災害・凝縮漁業・森林伐採・埋め立て・浚渫・レクリエーションなど

Bジュゴンの捕獲  

大半は刺し網などによる混穫。一部は業者による。
骨、消化器官、生殖器官…薬やお守り肉…伝統的食べ物ではないが、美味。
市場では豚肉の半値

B法律

1991年に行政条例制定 ジュゴンを保護動物に指定その他漁業条例などいくつかの法律によって保護されているが、実際には監視は不十分

D提言

(@)調査 環境自然局・フィリピン大学・WWFフィリピン国全体の分布、個体数調査の優先順位を決める漁業活動との利害関係などの調査

(A)教育NGOの活動を通じて地域の人々のジュゴン保護認識を高める教育をするジュゴンだけの保全ではなく総合的管理の考え方を広める

(B)国際的ネットワーク・協定を作り、活動を実践していく必要性

(C)「ジュゴン年」の制定(2006年はウミガメの年で、成果をあげている)