2007年活動報告  

1月27日&28日:第2回じゅごんの里からのメッセージ
場所:27日・大阪市立総合学習センター第1研修室
28日・京都ひとまち交流館 第5会議室

東恩納琢磨さんのお話の概要その1


名護市で普天間代替施設の受け入れの住民投票をしたのは1997年。
このとき住民は受け入れNOの意思表示をし、東恩納さんの基地建設反対の運動もこのときからはじまりました。
はじめの頃は「こんな苦しい闘いは早くやめて、普通の生活に戻りたい」と思ったそうですが、もう10年も闘いは続いています。
これから先もすぐに終わりそうにもないので、今はいかに楽しくやっていくか、ということを考え工夫しているそうです。
「沖縄の人、日本の人たちが基地を作らせないと言えば、基地を作ることは出来ないと確信している。あと10年計画を遅らせればこの計画はなくなる。」と話されました。

楽しくやる工夫のひとつは
☆海底貯蔵泡盛  あなたもオーナーに!


“難破して海底に沈んだ船から引き上げたワインは熟成がすすんでおいしくなっている”という話を聞いて、「泡盛も海に沈めればおいしくなるのでは・・・。」と東恩納さんが泡盛サミットのときに、大浦湾に泡盛「じゅごんの里」を沈めました。
それから1年、海中に眠る「じゅごんの里」が引き上げられました。
予想以上に素晴らしい味!と大好評。

泡盛を引き上げる東恩納さん(じゅごんの里H.Pより)
詳しくは「じゅごんの里」H.P の「日記」(2006年11/10と11日を見てください)


そして、なんと今回の集いにそのとき引き上げた貴重な海底貯蔵泡盛を1本持ってきてくださいました。 
集い前に大阪、京橋にある事務所に立ち寄って「海底貯蔵泡盛」を進呈してくださる東恩納琢磨さん

はじめは、スタッフだけで飲んでしまおうか、とも思いましたが、せっかくなので、集い参加者の皆さんにも味見していただきました。
「まろやか〜」な風味に、はじめて泡盛を飲んだという方も泡盛ファンになるおいしさ。
普通の「じゅごんの里」との飲み比べをすると、「ぜんぜん違う!」のがよくわかり、「どうして海に沈めるとおいしくなるんだろう?」と不思議でした。
(ちなみに普通の「じゅごんの里」もおいしいですよ)

泡盛で会場は一気に盛り上がりましたが、なんと自分の好きな泡盛を大浦湾に沈めてもらうことが出来るのです。
しかも沈めに行くときと引き上げに行くとき、船に同乗することができます。
・ 記念ボトルオーナー料 1本5000円(送料別)
・ 注文が12本集まると沈めにいきます
お問い合わせは 
じゅごんの里
沖縄県名護市瀬嵩48
TEL&FAX 0980-55-8587  


「オーナーになることで、当事者になり、大浦湾を守る気持ちを持ってもらえるんじゃないかと考えています」とおっしゃる東恩納さん。
集い参加者から何人も「申し込みたい!」「きっとこの企画は広がりますよ」との声が上がりました。
大浦湾を自分の海だと思えるこの企画。
本当に大きく育てばいいなと思います。



海底に沈めた泡盛入りの宝箱(じゅごんの里H.Pより)