2009年活動報告  

2月21日:ジュゴンと共に生きる国々から学ぶ
ー動き始めた10カ国ー
場所:ドーンセンター
(大阪事務所)


大阪は天満橋のドーンセンターで開催しました。

いつものように元気に開幕
まずは、バルセロナ報告のビデオを上映。
そして、恒例の人形劇です。
今回はじめて声優(?)にチャレンジした新人もがんばりました。
続いて蜷川SDCC事務局長から、IUCNの三度目の勧告と国連国際生物多様生年についてお話しました。
三度目の「勧告」と言っていますが、実は今回の会議でジュゴン保護について「勧告」ではなく、「決議」として採択されました。
IUCNのサイト(英語)Resolutions and Recommendations(決議と勧告)

決議はIUCN自らが問題の解決にあたるもので、WWFジャパンの花輪さんによると、勧告よりも実現可能性が高いそうです。
そしてカンジャナさんの登場。
まず、世界のジュゴン分布状況や、移動性について。
ジュゴンの行動域は結構広いようです。

そしてタイでの保護活動について。
タイのジュゴン生息数は空中目視調査などにより、約250頭だと思われるそうです。
タイでも絶滅の危機に瀕しています。
政府がジュゴン保護区を作っていますが、漁民との関係などまだまだ課題も残されているようです。
次はボン条約(1979年)。ボン条約は、移動性の動物(渡り鳥やクジラ、ジュゴンなど)の保全に関する条約です。
条約なので、国家の署名、批准が必要です。

ジュゴンについては、2002年にふたつの勧告が出ていますが、日本は捕鯨の関係でボン条約に加盟していません。
さまざまな理由で加盟していない国は他にも多いのです。
そこで、広くジュゴンを守るために登場したのが、
「ボン条約のジュゴン保護の覚書」(SDCCの仮訳PDF)。
英文はこちら

ジュゴンを守るための各国間の取り決めです。
覚え書きには法的拘束力がなく、それゆえボン条約に加盟していない国も参加できるのです。
もちろん日本もです。
現在覚書に参加しているのは12カ国です。
ジュゴン生息国には、生息地の減少、混獲など、それぞれの国が抱えている問題があります。

沖縄では、それに加えて米軍基地建設という大きな問題があります。
しかし、「覚書に参加することですべての国の問題解決をはかっていくことができる」とカンジャナさんはおっしゃっています。
バルセロナのIUCN決議は、すべてのジュゴン生息国にこの覚書への参加を要請しています。

即ちこの決議の履行を求める私たちの活動は、すべてのジュゴン生息国のジュゴン保護活動とつながっているのです。
年間死亡率が千分の13頭以上になると、ジュゴンは個体群の維持ができなくなるという新しいデータが出たそうです。

「沖縄のジュゴンは本当に大丈夫なんだろうか」と心配になりますが、「その心配をするより、今は1頭も無駄に死なせないようにすることが大切」とカンジャナさん。
一刻も早く、基地計画をとめてジュゴン保護区を作ることが大事ですね。
グッズ販売も行いました。
来ている人が環境問題に留意している方が多いせいか書籍が売れました。
他DVDも・・・。
大阪セミナーの参加者です。

「覚書」の重要性がとてもよくわかりましたし、質問もたくさん出て、活発な討議ができました。

とても勇気のわくセミナーでした。
カンジャナさん、皆さんありがとうございました。

セミナー終了後近くの居酒屋で交流会を行いました。

日本での忙しい日程の疲れも見せず、カンジャナさんは終始素敵な笑顔でした。

大学卒業後に勤めた水族館でジュゴンに出会って以来ジュゴンが大好きなカンジャナさん。
今では「ジュゴンのママ」と呼ばれているそうです。

わたしももっとがんばろう〜。
勇気りんりん
みんながだいすき じゅごんちゃん


カンジャナさんから、ジュゴンのコインをいただきました。
うれしい〜。