2009年活動報告  

10月24日:広河隆一講演会
場所:京都大学
(大阪事務所)


10月24日、京都大学で開催された、ジャーナリスト広河隆一さん
講演会 「ジャーナリストという戦場〜中東取材40年〜」に参加しました。

京都大学の岡真理さん研究室と写真誌「デイズ ジャパン」の企画です。

大学卒業後、イスラエルの入植地(キブツ)で働き始めた広河さん。
最初はパレスチナ問題については、ほとんど知識がなかったそうです。
それがある日、入植地のはずれで住居の廃墟を見つけます。
それは、キブツを建設する際、武器で脅され追い払われたパレスチナ人の破壊された村の跡でした。

広河さんの中東・パレスチナとの関わりはここから始まります。
会場では広河さんの写真展もあわせて開催されていました。
展示されていた写真の多くが、こちらでご覧いただけます。

しかし、大きく現像された写真の現物は、ネットで見るよりはるかに迫力がありました。
また機会があるときにぜひご覧になることをお勧めします。
開会前と休憩時間、すばらしい写真の前で署名を集めさせていただきました。
声をかけたほとんどの方に署名していただきました。

質疑応答の時間、会場から「ジャーナリストになりたいと思っている。なにかアドバイスは?」という質問がありました。

「伝えたいことがあるからジャーナリストになるんだ。新聞社に就職するとかとは、まったく関係ないこと」という広河さんの回答でした。
今のマスコミや「ジャーナリズム」に対する痛烈な言葉だったと思います。