2010年活動報告  

1月23日:第2回生物多様性ネットワーク
場所:中部大学 名古屋キャンパス(名古屋市)


1月23日(日)、名古屋の中部大学名古屋キャンパス ホールで開催された「第2回生物多様性条約市民ネットワーク」に参加してきました。

昨年1月の生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)の設立総会の報告はこちらです。
午前の第1部では、市民ネット共同代表の高山進さん(右の方)から開会あいさつ。
そして吉田正人さん(左の方)から会計報告、事業報告がありました。
お昼御飯を挟んで午後の第2部。
まず、運営委員の道家哲平さんから、来年度の事業紹介と国際生物多様性年と生物多様性の10年などのお話しがありました。
「2012年の海洋保護区の推進」
ぜひジュゴンが棲む沖縄の海を海洋保護区にしたいものです。
市民ネットには、「法制度作業部会」「湿地部会」などの作業部会があります。
「沿岸・海洋作業部会」の報告には、SDCC撮影のアオサンゴの写真が使われていました。
これは市民ネットの公式ロゴマークです。
ダブルメガホンになっていて、呼びかけるとともに市民の声をしっかり聞くという両方の意味を持っています。
「このロゴは自由に使ってもいいのですか?」と質問。
どんどん広めていきたいので、市民ネットの会員であれば、使い方のルールを守ってどんどん使ってください、とのこと。
各地域からの報告では、沖縄BDネットの吉川秀樹さん(SDCC)が登場。
“沖縄では、「環境」「平和」「人権」が特に密接に結びついています”
1月12〜17日那覇で開催された「合同写真展」などの活動報告や方針を発表されました。

ほかに北海道や九州、関西などからの楽しい報告もありました。
最後の意見交換の時間に、SDCCから10月のCOP10会期中に「多様性ウォーク」を企画したいこと、3月28日に、CBD市民ネット事務局の原野好正さんを講師にお迎えして、COP10に向けた生物多様性の学習会を開催することなどアピールしました。
辺野古の基地計画やSDCCの活動を知ってもらおうと会場壁面に、パネルを貼らせていただきました。
あいている机の上にはジュゴングッズを。
ちょっとだけど売れましたよ〜。
いつでもどこでもアピールは欠かしません(なにわのど根性)。
総会最後に、日本自然保護協会(NACS-J)の吉田さんからあいさつ。
辺野古・嘉陽の海草調査(ジャングサウォッチ)をされた方です。
総会に参加して、CBD市民ネットの雰囲気やCOP10に向けての皆さんの取り組みがよく見えて来ました。
色んなつながりも出来て特に関西の方たちと、今後さまざまな場面で協力していけそうです。

最後にみんなで記念撮影。
共同代表の吉田さんにジュゴンマスコットを持っていただきました。
生きものも人も幸せになれる地球を作る。
それがCBD(生物多様性条約会議)の目的です。
COP10では貧困撲滅や、発展途上国と先進国の間の遺伝子資源のフェアトレードも推進されます。

192カ国世界のほとんどの国が加盟しているこの条約にアメリカは入っていません。
「アメリカに条約批准を求めるよう日本政府に提言しましょう」という意見には会場中から拍手が起こりました。
どんどん具体的な提言をしてCOP10を成功させましょう
そして総会終了後、去年10月のサンの島コンサートを一緒に盛り上げてくれた名古屋の仲間たちと再会。
鶴舞駅近くの紫禁城という中華料理屋さんでおいしい料理を食べながらワイワイと辺野古のこと、COP10のこといっぱい語り合いました。いやほんとにすごくおいしかったです
それと仲間がたくさん集まってくれて、本当にうれしかった

名護では稲嶺ススムさんが当選したし、ジュゴン保護区設置をめざしてCOP10に向けて益々がんばりましょう。