2010年活動報告  

5月28日:環境省・外務省署名提出


5月28日午後1時から環境省に、午後2時から外務省に署名3万524筆を提出しました。
マスコミ各社が数多く参加しました。

「基地ではなくジュゴン保護区を」を求めて、国際自然保護連合(IUCN)決議の履行と沖縄ジュゴンを直ちに種の保存法の国内希少野生動植物種に選定することを求めるものです。

また、2008年IUCNで参加者から集めた賛同署名93カ国1749筆もあわせて提出しました。


環境省では10月ジュゴン保護覚書国際会議(アブダビ)への参加と、直ちにジュゴンを種の保存法に指定することを求めました。

 ジュゴン保護国際会議を支えているボン条約機構からは日本政府とSDCCに参加を求めています。
しかし、日本政府は辺野古の問題を抱えて、ジュゴン保護の情報交流を目的とする国際会議への出席を敬遠しています。

 また、種の保存法の指定についても、小泉内閣が04年7月閣議でジュゴンは選定要件に該当していると決定しているのも関わらず、6年も放置しています。
この姿勢は今回の要請でも、さらにジュゴン調査と地元の理解を求めると法的保護を先延ばしています。


 今年のジュゴン保護覚書国際会議への参加やボン条約機構と連携しながら、10月生物多様性条約国際会議に向けて、日本政府・環境省の後ろ向きの姿勢を変えていく決意を新たにしました。


 外務省では署名提出後に、今日、発表された日米共同声明について抗議しました。

「現行案の焼き直しだ」「海草藻場やサンゴを破壊する計画案だ」との怒りの声と、「IUCN決議の履行ができるチャンスであったのに」と失望の声が鳩山内閣にぶつけられました。