2011年活動報告  

1月22日:いのちの大切さを伝えたい
場所:岡町図書館:大阪


1月22日(土)大阪府豊中市の岡町図書館で開催された「いのちの大切さを伝えたい 元ひめゆり学徒隊 新川さんが語り継ぐ沖縄戦の悲劇」に行って来ました。

関西で唯一の、ひめゆり学徒隊の生存者の新川さん。
「私は艦砲ぬ食い残し。当初は生き残ったことがつらかった。年を経て言いにくいことも言えるようになった」と不眠不休で兵士の看護にあたった陸軍南風原野戦病院での、体験をお話ししてくださいました。
新川さんは、3月24日に南風原の陸軍病院壕に学徒動員され、2か月ほどを壕の中で過ごされました。一歩壕を出れば、艦砲が飛び交う危険な状態、壕の中もまた、傷病兵でごったがえす悲惨な状態。
私は、昨年南風原陸軍病院跡に行き、壕の中で当時のことを伺ったので、新川さんのお話しが余計に生々しく迫ってきました。
アメリカで、沖縄戦のことを「この世のありとあらゆる地獄があった」と報告されたそうです。そのひどい状況の中でも、「神風が吹く」とか「海軍記念日には大規模攻勢がある」と、新川さんたちは信じていたそうです。
そういう軍国教育を受けて、沖縄戦で死と向き合った新川さんが、今「人の命、気持ちを大切にすることが平和を広げること」と講演を続けていらっしゃいます。

機会があれば、ぜひお話しを聞きに行ってください。

講演の後、SDCCから署名や写真展のアピールをさせていただきました。
この会を企画された、豊中の皆さま、ありがとうございました。