2011年活動報告  

1月27日:総合学習授業
場所:YMCA学院高校・大阪


1月27日(木)、大阪天王寺にあるYMCA学院高校の総合学習の授業で、沖縄についてお話しする機会がありました。
題して やさしい沖縄講座 〜人魚のすむ海〜せっかくの機会なので、がんばって準備して行きました
「ジュゴンについて調べなさい」「沖縄のイメージは?」などの事前レポートを書いて来てもらっていましたが、最初に写真や図を見ながら、沖縄の地図、タコライス、民族衣装などをあてるクイズをしました。みんな沖縄のこと、どれくらい知っているかな?
それから、沖縄の気候や植生、動物についてのお話し。
沖縄は固有種が多く、とても生物相が豊かです。
イリオモテヤマネコは有名だけど、ジュゴンやヤンバルクイナのことも知ってるかな?
それから、沖縄戦のこと、戦後1972年までアメリカの占領下にあり本土との行き来には、パスポートが必要だったことなど、お話ししました。
今の高校生たちにとって、太平洋戦争は遠い出来事だと思っていたかもしれませんが、現在の在日米軍の存在と結びついています。
沖縄本島の約20%が、米軍基地と米軍専用施設で占められています。
それを実感してもらうために、地図に色を縫ってもらいました。
きれいに塗れてますね〜
「沖縄の基地ってひとつだと思ってた」という生徒さんもいたのですが、これで、基地の多さを実感してもらえたようです。
それから、宜野湾市の普天間基地について説明。
世界一危険な普天間基地の面積は、ほぼ天王寺区の面積と同じ。
まわりに学校や病院、住宅がびっしり建っています。
基地の大きさ、事件事故について知ってもらい、「もし関空に基地が来たらどう思うか」考えてもらいました。
今まで、沖縄の歴史や基地については、あまり聞いたことがない生徒さんが多かったのですが、みんなとてもよく聞いて、真剣に考えてくれました。私たちの質問にもよく答えてくれましたよ


最後に、辺野古への新基地建設とジュゴンについて。
地元の取り組みや保護区を作ろうというSDCCの活動についてお話ししました。
「沖縄に行きたくなった」「ジュゴンのこと基地のことが聞けて良かった」
「ボランティア活動をやりたい」などおおむね好評だったようで、良かったです。
これから、ニュースで普天間基地や辺野古のことをやっていたら、あ、あのときの話だなと思ってくれると思います。

とても楽しくおはなし出来ました。
生徒さんにも、担当してくださった先生方にも感謝です