2012年活動報告  

4月1日:原発民衆法廷を成功させるつどい
場所:エルおおさか(大阪)


4/1(日)、エル大阪で開催された大飯・伊方原発再稼働を許すな! 原発民衆法廷を成功させるつどいにブース参加して来ました。50〜60名の参加者で部屋は結構いっぱいでした。
民衆法廷とは、「国際法上問題がある行為が発生していると考えるNGOや市民等が、自主的に有識者を集めて構成する模擬法廷である。」とのことなのですが、詳しくは原発民衆法廷のブログをご覧ください。
今回は、4/15に大阪城東会館で開催される第2回大阪法廷に向けてのつどいです。
講演は、弁護士の井戸謙一さん。
2006年に、石川県志賀原発運転差し止め判決を下した元金沢地裁裁判長です。
現在、大飯原発の再稼働差止訴訟および差止の仮処分申請をされています。
まず、井戸さんは、若狭湾周辺の活断層や、大飯原発付近の断層、津波のリスクについてなど、ていねいに説明されました。
現在の安全設計審査指針では、短時間の前交流電源喪失や単一故障に対応できる設計を求めていますが、これは、原発一基の内部原因による故障を想定してのこと。フクシマ事故のように、地震や津波のような天災の場合、原発施設全体が大きな損傷を受け、長時間にわたる電源喪失が起こりえるのですから、安審査指針の誤りは明らかなのです。
このような誤りを指摘し、差止の仮処分を申請したそうです。

最後に、フクシマはまだ収束しておらず、若狭で次の過酷事故を絶対に起こしてはいけないと、お話を終えられました。
井戸さんのお話のほかに、再稼働反対の市議会決議をあげるための取り組みや、市民放射能測定所設立運動、そして、元敦賀原発下請け労働者の斉藤征二さんのお話などがありました。
私たちは、署名・フラッグ集め、グッズ・コーヒー販売をしました。
辺野古にジュゴンがいることを、はじめて知ったという方もいて、もっとどんどん広げようと思いました。
基地も原発もなくして、すべての生きものが安心して暮らせる世界を作りましょう

ZAN

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