2012年活動報告  

10月12日:本澄寺法難会
場所:本澄寺(大阪)


阪急上牧の駅から、少し歩くと田んぼが広がるこののどかさ。

ちょうど稲刈りをされていました。

いつもお世話になっている、本澄寺(高槻上牧)はこんなところにあります
 門をはいると、頭上にずらっと提灯の列。

たこ焼き、チヂミ、作業所で作ったという「おからかりんとう」のお店などが並んでいます。
SDCCも、署名集め・グッズ販売のブースを出しました。

チェジュに持って行ったジュゴンフラッグも飾りました。

かわいい!と写真を撮っていかれる方もありましたよ。

署名がたくさん集まりました。
お隣のブースでは、本澄寺のすぐ近くにある鵜殿(淀川河川敷)のヨシ原を守るための署名を集めていらっしゃいました。

予定されている高速道路の建設が、ヨシ原に悪影響を及ぼさないよう配慮してほしいというものです。
おごそかな雅楽の演奏があったのですが、このなかの篳篥(ひちりき)という管楽器のリード部分にヨシが使われています。

篳篥に使うヨシは、この鵜殿に生えるヨシからしか、作れないそうなんです。

このヨシ原がなくなったら、あたらしく篳篥を作ることができなくなります

大事に守っていきたいですね。
 空には、うろこ雲が浮かんで、まさに秋の佳き日。
ご近所の方たちが、三々五々来られます。

自分が奉納した提灯がどこにあがっているかを確かめ、お参りしていったん帰って、夜のお神輿のときにまた来られるのです。
日が暮れると、提灯が灯って雰囲気が盛り上がります。
本堂で、「安里屋ユンタ」など唄三線を披露。
月桃の花歌舞団のエイサー隊が、エイサーを奉納。

太鼓の音が響き渡りました。
いよいよ、お神輿の出番。近所の方がどんどん集まってきます。

その昔、日蓮上人が捕えられ斬首されそうになったとき、雷が落ちて刑を免れたというお話があり、これを法難というそうです。

それにちなんで、毎年9月12日(旧暦なので、本澄寺では10月12日)に、法難会を催し、お神輿に触れると難をのがれると伝えられているそうです。
みんな必死で、お神輿に触っています。

私も、触りました

難を逃れられるかな。ジュゴンも難を逃れられますように。

本澄寺の様々な法会は、檀家の方たち地域のつながりで、作られています。

とても地域力が感じられる、温かい法会です。

ぜひ一度行ってみてください。

ZAN