2015年活動報告  

1月11日:アフガン・特定秘密保護法・集団自衛権・ヘイトクライム
場所:ドーンセンター(大阪)


1月11日(日)、大阪天満橋のドーンセンターで開催された講演会

〜アフガニスタン・特定秘密保護法・ 集団的自衛権・ヘイトクライム〜に行ってきました。

三人の講師のお話を聞こうと、100名ほどの参加者で会場は満杯になりました。
まず、主催のRAWAと連帯する会(RAWA連)から、ますます厳しくなるアフガニスタン情勢、RAWA連が支援しているヘワドハイスクールの様子などの報告がありました。
  ヘワドハイスクールの写真です。

パキスタンに逃れたアフガン難民の子どものための学校ですが、パキスタン、アフガン両政府の公認を受けています。
  フリージャーナリストの西谷文和さん。

アフガンやシリアの取材記録から、現地のひどい状況を紹介されました。

また、米、露、中国などは、中東で対立する両陣営に武器を供給、戦闘を続けさせ儲けていること、集団的自衛権は軍需ビジネスと一体のものであり、たとえば、トマホークミサイルのレンズはミノルタ製であることなどわかりやすくお話されました。
  室蘭工業大学ジェンダー法学の清末愛砂さんのお話し

「2001年アメリカは女性解放の名のもとにアフガンを攻撃したが、武力によって解放は勝ち取れない。米国内のフェミニズム団体は戦争を支持したが、アフガンの女性解放団体RAWAは、戦争に反対し、解放は自身で勝ち取ると声明を出した。日本がアメリカの要請で、インド洋に自衛艦を派遣したことの反省なくして、アフガンの人たちの人権、尊厳回復はできない。」 
  東京造形大学、戦争犯罪論専攻の前田朗さん

シリア、アフガン、イスラム国・・・
戦争が続くのは、武器を供給する国があるから。
アメリカでは軍需産業関係者が700万人いる。
数字的根拠はないが、日本でもその1/10はすでにいるだろう。

ちょうどフランス・パリ新聞社襲撃事件が起こった直後で、講師の皆さんが「こんな危険な世の中だから、武力で対抗するのもしかたがないんじゃないか」という考えが広まるのを懸念されていました。

フランスでの事件はあってはならないことですが、それとともに、シリア、ガザ、アフガンでたくさんの命が奪われていることも心に留めておきたいと思います。
集会の最後に、SDCCからアピールしました。

「辺野古で、強硬に工事が進められようとしています。

現地で頑張っている人たちとともに、声を上げるため1.22大阪アクションやりま〜す」
辺野古の埋め立て反対の署名を集めました。

グッズの人気も上々
最後に、平和のシンボル、ジュゴンをかぶった講師の皆さん。

平和を取り戻す闘いは、今年更に厳しくなりそうですが、試練を乗り越えれば逆転もあるとたくましくがんばりましょう。



ZAN