2015年活動報告  

9月10日:沖縄県と交渉
場所:沖縄県庁(沖縄)


9月10日沖縄県に第三者委員会報告書に基づいて、
速やかに埋め立て承認の取り消しに向けて
聴聞手続きに入ることを要請しました。

海勢頭豊代表と辺野古新基地建設問題対策課長(略:辺野古対策課長)

政府と沖縄県の集中協議も終わり、海底ボーリング調査再開を目前にした交渉でした。
要請項目は主に三点。
来週21,22日に翁長知事が国連人権理事会に参加する前に、
埋め立て承認の取り消し手続きに入ることを強く求めました。

そして、辺野古・大浦湾での工事再開に対して、辺野古対策課を先頭に
現地で座り込む市民、県民を守り、支える取り組みや、
海岸防災課など関係各課が自らの権限で工事再開を止めるために
全力を挙げることを求めました。

とりわけ、名護市との連携を強めることを要請しました。


辺野古対策課長:埋め立て承認の取り消し命令手続きについては、
        翁長知事がタイミングを見て判断する。
        工事の再開をただちに法的に止める方法は難しい。
        市民、県民の非暴力の闘いを支えるために、
        県職員を2名現地に派遣して現状を把握し記録をつくる。

海岸防災課長:沖縄防衛局からの事前協議書は不十分で、内容を精査する状態ではない。
       有識者の意見も明示しなければならない。
       承認の留意事項に違反すれば取り消しになる。

水産課長:調査結果を見て、原状回復や取り消しを視野に入れて取り組む。

 沖縄防衛局の工事再開を前に、
 埋立阻止の現地で闘いを支える体制づくりを確認しました。
 
 琉球新報電子版(9月10日)
 「名護市や関係団体との連携を〜ジュゴン保護キャンペーンセンターが要請」


沖縄県交渉前日の9日、辺野古現地を訪れました。
座り込む市民、県民が沖縄県に期待する要求を確認するためです。
この日は集中協議期間の最終日で、
工事再開の車両搬入を警戒する体制が組まれていました。
また、辺野古総合大学が最終日。
伊波洋一さんの「普天間返還の原点はどこか」が講演されました。


ゲート前の抗議行動

*沖縄防衛局交渉は9月16日に行います。

9月12日午後2時から2万人の国会包囲行動があります。
 国会正門前に集まりましょう。

 ジュゴンの保護者より