2017年活動報告  

6月4日:牧志治さんお話し会
場所:カフェ・マガタマ(大阪)


6月4日(日)、大阪玉造のカフェ・マガタマで、
牧志治さんのお話し会を開催しました。


牧志治さんは、辺野古・大浦湾一帯をフィールドに撮影していフリーランスのカメラマン。
抗議船の船長、ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボー代表としても活動中です。


牧志さんの写真を展示したカフェのギャラリーにたくさんの方が集まりました。


辺野古・大浦湾は、絶滅危惧種262種を含む5400種もの生物が生息する
生物多様性豊かな海です。






サンゴ礁がはぐくむ、豊かな海の生態系。
次々に映しだされるすばらしい写真に、見入ってしまいました。


牧志さんが、どんなにこの海を大切に思っているかが、
そしてこの海を壊すことが、どんなに愚かなことかが、
じんじん伝わってきました。


基地建設を止め海を守るために抗議行動が続けられています。
小さなカヌーで海上保安官たちと対峙するのは大変なことですが、
「辺野古・大浦湾の海が包み込んでくれるので、解放されるところがある」


昨年12月13日、名護市安部海岸にオスプレイが墜落。
海岸は米兵により封鎖されていましたが、牧志さんはサンゴへの影響を調べるために、
海からボートで近づき、オスプレイ残骸の写真を撮影されました。


牧志さんが「神様が撮らせてくれた」と言う衝撃的な写真です。
本土の多くのメディアが、政府の発表に従い、墜落ではなく不時着と
報道しましたが、この写真を見れば実態は明らか、
もともと危険だと言われていたオスプレイを強行配備した結果です。
しかも、事故原因の究明をしないまま、わずか6日後に飛行再開、
1月6日には墜落の直接的な原因となった空中給油訓練も再開するなど、
本土ではありえない沖縄県民の命を軽視。もはや法治国家とは言えません。


辺野古現地では厳しい状況が続いていますが、この海を守ろう!という
思いが深く強くなるお話し会でした。
牧志さんから「辺野古・大浦湾の海の青さや波の音が関西に広がって行くような
感覚を味わうことが出来ました」といううれしいコメントが届いています。




18日まで、マガタマでのおきなわ写真展 “子や孫に残したい海”は継続中ですので、ぜひゆっくり写真を見に来てください。

お話し会に来てくださった皆さま、マガタマの皆さま、本当にありがとうございます。
一緒に命の海を守っていきましょう。

ZAN

※牧志さんの撮影されたオスプレイの写真が掲載された写真雑誌「ぬじゅん」創刊号

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