2021年活動報告  

6月24日:じゅごん茶話会
場所:
SDCC関西事務所(大阪)


こんにちは
2カ月ぶりにじゅごん茶話会を6月24日(木)にひらきました
前日の6月23日は沖縄慰霊の日でした
2冊の本を並べました


まず最初に
・復帰50年へ 終わりなき沖縄戦 不発弾ひしゃげたブランコ(6/21朝日)
・老朽原発 初の再稼働 美浜3号機10年ぶり(6/24朝日)
・水俣病 いつまで放置するのか(4/29朝日)
・ハンセン療養所の380人 隔離廃止25年戻れぬ本名(6/7朝日)
の新聞記事を紹介、あれこれゆんたく(おしゃべり)しました
どの問題も終わっていない、どの問題からも、今、価値観の大転換を迫られているのだとわかります


そして、今回のじゅごん茶話会は

で進めました
辺野古の近況を新聞情報などで共有します
陸自、宮古島に弾薬搬入 保良訓練場 詳細伏せたまま(6/3琉球新報)
自衛隊、宮古島に弾薬を搬入 直前の連絡に市長「残念で遺憾」(6/3沖縄タイムス)
米海兵隊ヘリが不時着 民家まで50メートル うるま・津堅島(6/3琉球新報)
沖縄のデニー知事「遺憾と言わざるを得ない」 米軍PFOS漏出事故の連絡遅れに(6/14沖縄タイムス)
自宅内を約1時間半かけて捜索 米軍の廃棄物に抗議で 識者「政府への反対運動を抑制」と指摘(6/6沖縄タイムス)
宮城さん宅捜索に抗議 市民団体「基地反対への圧力」(6/11琉球新報)
具志堅さん 再びハンスト 県に設計変更不承認要望(6/18琉球新報) 

問題は解決するどころか、ますますひどくなっている、、、
南西諸島への自衛隊配備の強行は続き、宮古島にはとうとう弾薬が搬入されてしまいました
弾薬庫から200メートルの自宅に住んでいると想像してみてください、、、
ヘリ不時着や有害物質の漏出、基地による被害は相変わらずです、、、

北部訓練場の調査を続け、米軍廃棄物の問題を指摘し続けている宮城さん宅が捜査されました
捜査されるべきは、有害な廃棄物をそのままにして環境汚染をしている米軍でしょう
やんばるの森を真の世界自然遺産にするためには、米軍の北部訓練場が隣接していることはおかしいでしょう

ガマフヤーの具志堅隆松さんが、再び、南部の土砂を使ってはならないとハンストをされました
慰霊の日の6月23日に向けて
沖縄戦で犠牲になった方々の遺骨がまだ眠る土を、米軍の軍事基地(辺野古新基地)建設のため海を埋め立てるのに使うなんて
「人道上の問題」
みなで向き合わねばなりません

「ぼくが遺骨を掘る人『ガマフヤー』になったわけ。」具志堅隆松著
「沖縄戦最後の証言 おじい・おばぁが米軍基地建設に抵抗する理由」森住卓著
この2冊、多くの人に読んでほしいと思っています

沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会の委員を含む人たちが英国科学雑誌に投稿した「沖縄ジュゴン絶滅論文」や
やんばるの森が世界自然遺産に登録されることについての問題点や今後の取り組みなどもシェアしました



だまっていてはいけないことばかりです

それから、ちょっと気分をかえて
「辺野古の海に新たなジュゴンストーリーを」の動画を観ました。茶話会メンバーも登場します
 イラストや版画で、アメリカやフィリピンからも、メッセージが集まりました
・Kさんが、AKAYと支援しているフィリピンのABAKADAの取り組みと交流の様子を報告してくれました
 強権的な政権によるロックダウン、65歳以上、中学生以下の子どもたちは外出禁止と厳しい状況の中でも
 支え合い、工夫して、子どもたちを守り暮らしている様子に励まされます

私たちはまだまだいろいろなことができると思えます

お茶タイムでひと息
黒豆茶とコーヒーと差し入れや頂き物のお菓子で


そして、資料を読み合せ
今回はけーし風110号から
なんと、朝日新聞の読書のページに紹介されていました
今号は辺野古の土砂問題が特集されていて、読み応えがありました


それとは別に
@「佐喜眞美術館だより 蘇る軍事医務委員会」
A「汚染水の海洋放出は人類の緩慢な絶滅」
B「別の経済のありかた」
を読み合せました

@は、遺骨混じりの土砂を使うことのグロテスクさを
Aは、限りある地球環境に、いくら薄めたからといって汚染水を海洋放出することの愚かさを
Bは、脱資本主義の1つの在り方を教えてくれます

このコロナ禍でも五輪を止められない
フクシマ後も原発を止められない
沖縄戦も水俣病もハンセン病も終わっていない

でも、止められないなんてことはないはず
今、価値観、ライフスタイルの大変革を迫られているのだと思います
コロナ後を見据えて、皆で考え、とりくんでいきたいな〜と思っています

次回は、7月29日(木)14時〜を予定しています
(コロナの感染状況によってはお休みするかもしれません)